無垢フローリング/複合フローリングの特性
無垢フローリングの特性
全て天然木(自然素材)からできています。
一枚一枚の木材の表情が違い、贅沢感と高級感を味わうことができ、経年変化によって色味の変化もお楽しみいただけます。
また、無垢材ならではの肌触り、質感を存分に感じていただくことができます。
天然木は呼吸をしているため、使用するにあたり必ず”伸縮する”ということを理解しておいてください。
主に湿度の影響を強く受けます。
周囲の湿度が高い時は湿気を取り込み、逆に周囲の湿度が低い時は湿気を空気中に放出することで、空間の湿度を調節するという機能を持っています。
そのため、夏は涼しく、冬は暖かいという優れた特徴を発揮します。
ただし、この”伸縮”によって不具合が生じる場合があります。
湿気が高くなると膨張し突き上げや目割れを起こすことがあります。また、逆に乾燥しすぎると隙間が出ることもあります。
小さな「反り」「隙」「床鳴り」等が発生することをご理解したうえでご利用ください。
複合フローリングの特性
合板や集成材の上に薄くスライスした「天然木」や「化粧シート」を張ったフローリングです。
見た目に関しても、物によっては無垢材と見間違うほどデザイン性に優れた商品もあります。
そのため、デザイン性や質感、機能性など様々な特徴を持ち合わせた商品になります。
複合フローリングは熱や乾燥などの影響を受けにくい性質を持っており、反りや収縮に強い商品となっています。
そのため、無垢フローリングと比べると寸法安定性が非常に高いものとなっています。
複合フローリングの中でも化粧シートを使用したものについては、無垢フローリングに比べ、”無機質”といった面を持ち表情に欠けるという印象を与えてしまうものもあります。
そのため、複合フローリングの中でも、温かみや高級感を追求したい場合は天然木の挽板など用いたフローリングを選ぶのも一つの選択肢として持っておきましょう。